たけちゃんのお母さまが,お忙しい中手記を書いてくださいました。同じ悩みをもつ保護者の方の少しでも参考になればという思いから,書いてくださっています。是非お読みください。
【2月~4月の振り返り】
■学習面の変化
2年生になり、新しい単元も驚くほどスムーズに取り組めるようになりました。これまで積み上げてきた「数の概念」の大切さを改めて実感する場面が増えています。
・「まとめの文章題」では、四則計算の判断に苦戦することもありましたが、難しい問題に直面しても、諦めずに考えようとする姿が見られるようになりました。これまで繰り返し算数ブロックを使って考えてきたことや、「どこが分からないのか」「どう考えたのか」を言葉にしながら理解を深めてきた経験が、「もっと考えたらできる」という自信につながっているように感じます。
・繰り上がりの筆算や掛け算では、自ら法則を見つけていたことに本当に驚きました。1年生で身につけた「まとまりとばら」や「数の規則性」の理解が、今の土台になっていることを改めて感じました。
■精神面の変化
学習面だけでなく、学習への向き合い方や集中できる時間、気持ちの切り替えなど、精神面の成長も感じられるようになってきています。 1年生の2学期には集中が続かず、授業中に気持ちが崩れることもありましたが、今は「自分で頑張ると決めたことはやり切ろう」とする姿勢が少しずつ育ってきました。
・苦手なことへの向き合い方も、大きく変わりました。 1年生の1学期には、計算カードの計測に強い苦手意識があり、毎回癇癪を起こしていました。 しかし「自分で決めた枚数」で「30秒以内にできた回数」を積み重ねていく方法を提案していただいたことで、「できた」という実感を少しずつ重ねられるようになりました。 今は、毎日継続して取り組めるようになり、計算のスピードも向上しました。駄菓子屋などでも自ら楽しんで計算する姿が見られます。
この姿から、苦手だから避けるのではなく、その子に合った方法や分量で取り組み、小さな達成感を積み重ねていくことが自信につながることを学びました。運動面でも学習面でも苦手なことが多い息子にとっては、「苦手との向き合い方」を少しずつ学んでいくことが、将来の選択肢を広げるうえで大切だと感じるようになりました。
「今は苦手でも、きっとできる」という実感が積み重なったことで、今では算数にとどまらず、運動や漢字など、日常のさまざまな場面でも前向きに取り組む土台になっています。
■授業や教育相談から親が学んだこと
先生は、息子の性格や特性、ペースに合わせて本当に丁寧に関わってくださっており、その関わり方からは親として学ぶことが多くあります。時には、私自身も気づいていなかった息子の長所に気づかせていただくこともありました。 息子に合った学習支援を受けられたことで、家庭だけでなく学校の先生にも成長を実感していただけるほど、着実に力を伸ばしてきました。
また、「納得しないと動けない」「自分のやり方へのこだわりが強い」という息子の性格も否定せず、「自分で考えて選択することが大切」と一貫して伝えてくださったことで、親の捉え方も大きく変わりました。
これまで欠点だと思っていた部分も、その子らしさとしてどう活かしていくかを一緒に考えてくださり、親子関係も変化していきました。 もし学校の集団授業だけであれば困りごととして見えていた面も、見方を変えることで「伸ばしていける強み」として関われるようになりました。
息子が掛け算の読み上げを嫌がった際に「頭と心の納得」について話してくださったことも印象に残っています。「やる意味を伝えたうえで、最終的な決断は本人に委ね、その選択を尊重すること」 子どもが気の進まない場面ほど、大人が誘導するのではなく、本人が納得したうえで、自分で選び行動することの大切さを実感しました。 こうした関わり方を授業で繰り返し見る中で「納得しないと動けない」という息子の特性も、無理に変えるものではなく、その子らしさとして活かしていく視点を持てるようになりました。
「自分で考えて選択し、自分の意思で行動すること」の積み重ねが、学習面だけでなく日常生活の主体性にも少しずつ変化をもたらしていると感じています。親子がお互いを尊重するフェアな関係を築くうえでも、大きな学びとなりました。
1年生の間、息子を支えてくださり本当にありがとうございました。2年生も引き続き、どうぞよろしくお願いいたします。

