たけちゃんのお母さまから,振り返りをいただきましたので掲載させていただきます。
今回はWISCの結果を受けて,この半年の振り返りをしてくださいました。いつもながら非常に読み応えのある振り返りなので,同じお悩みをもつ保護者の方の参考になると思います。
小児科で受けたWISC結果
先日、小児科の医師からWISCの結果について詳しい説明を受けました。その際の内容を共有させていただきます。
医師からの診断と見解
- 現在の発育状況 現在は順調に成長しており、極端な凹凸は見られず、全体として正常範囲内で推移している。
- 特性と適応力 状況だけを見るとADHDの特性は感じられるが、WISCの結果からは通常級でやっていく力は十分にある。
- 情緒面の影響 調子が悪くうまくいかない時は、能力の問題というよりストレスが原因の可能性が高い。新しい環境や思い通りにいかなかった経験、友人関係など、前向きになれない理由があると崩れる可能性がある。
- ワーキングメモリーについて 本人が重要だと感じられない時や注意が向いていない時に力を使えていないだけで、能力そのものが低いわけではない。いかに興味を引き出し、注意を向けられるかが鍵。
- 今後の可能性 集中力はまだ不安定なため現在の数値になっているが、高学年になり集中力がついてくれば、さらに伸びる可能性は大きい。良い先生や環境に出会えれば、能力がさらに伸びる可能性は十分にある。
検査を申し込んだきっかけと支えになった言葉
- 動機(12月中旬受検) 行き渋りが頻発した6月に「特性や能力とどう向き合えばいいのか」「息子にはそもそも考える力があるのか」を知りたかった。
- 救いとなった一言 7月に初めて先生の学校へ伺った際、「この子は考える力があります」と教えていただけたことが、たけを支えるモチベーションになりました。夏の時点でそれを知ることができたのは、本当によかったと思っています。
伴走していただいた半年間を振り返って
先生がたけの理解度・発達段階・性格を丁寧に見てくださり、学習支援と教育相談の両面から支えていただいたことで、家でも学校でも、そしてWISCの結果からも「成長」を実感できるほど大きく伸びたと感じています。
専門的な「学習支援」による変化
家庭が“安全基地”へ
一学期は家庭でのサポートでは全く及ばず、数の概念やイメージを育てるには高い専門性が必要であることを痛感しました。支援が始まってからは、親としての不安から解放され、家で穏やかに話せる時間が増えました。
本人に寄り添ったカリキュラム
本人の興味やコンディションに沿った授業は、気持ちのムラが大きいたけにとって本当に合った支援でした。医師の言う「伸びる環境」と先生の授業が一致していたことにも納得感がありました。
「わかる」ことが自信に
教科書ベースで予習をしてくださったことで、学校の授業を自信を持って受けられるようになり、それが本人の集中力を保つ大きな支えとなっていました。
「教育相談」がもたらした親の視点の変化
以前はSNSや本の情報に答えを求め、かえって迷う日々でした。「こうすれば正解」という方法論ではなく、メタ認知や意味づけといった教育の軸を教えていただいたことで、私自身の捉え方が変わり、とても楽になりました。
- 目先の対応: 「明日、行き渋らないように」「今日、喧嘩しないように」
- 今の目線: 「彼自身が出来事や感情をどう捉えたら、将来もっと生きやすくなるのか」
という長い目線で、一緒に考えられるようになりました。
最後に
小児科の医師から言われた「この子らしく成長できるような、良い人や環境とつながってください」という言葉は、まさに先生のことだと感じました。
子育てに正解はないからこそ、たけそのものを専門的な視点で見ていただけることに心から感謝しています。たけの学校生活が充実し、私自身の関わり方も変わったことで、親子で過ごす時間の質が大きく変わりました。いつもありがとうございます。
これからもどうぞ、よろしくお願いします。

