9月30日の教育相談は、
① 計算カード(ひき算)の復習
② 数直線の復習
③ 3つの数の計算の予習
という3本立てでした。
驚きの成長!ひき算カード
まずはご家庭で取り組んでいただいている「ひき算の計算カード」から。
以前もご紹介しましたが、いまは ステップ3(混ぜて出題するやり方) に挑戦しています。
お母さんに作っていただいた「10枚ずつのミニカード」で練習しているおかげで、集中力が途切れることなく取り組めています。
そして驚いたのが、今回の様子。
10問を2回で合計20問やって、なんと19問正解!しかも、指をこっそり使うこともなく、スラスラ答えられていました。✨
このレベルまで来ると、1年生最大の山場といわれる「繰り上がりのあるたし算」や「繰り下がりのあるひき算」にも安心して進めます。
ご家庭での変化
お母さんも
「ブロックをたくさん触ってきたから、頭の中でイメージできるようになってきたみたいです」
とお話してくださいました。
最近は、たけちゃん自身が家で算数の話をすることも増えたそうです。
そして,なんと繰り上がりのあるたし算も、自分なりに考え始めているとのこと。
子供ってすごいですね。こんな姿って,沢山ドリル練習をさせて訓練された子供にはみられません。たけちゃんのように,具体物をたくさん使って,数の概念を正しく形成した場合,子供って自然に数を広げて考えてみたくなるものなんですね。
ドリルより大事なこと
最近は「早期教育」「先取り学習」といった言葉を耳にすることも多いですよね。
もちろん知識を早く知っていることは強みに見えますが、実は落とし穴もあります。
ただ,幼児には幼児の,1年生には1年生ならではの大切な学びがあります。飲み込みのいい子は,ドリルでたくさん○をもらうことができるようになりますが,それが深い意味を伴ったものかどうかは,分かりません。実際,学校で授業をしていても,塾で知識は知っているけれど,なぜそうなるのかを考えてこなかったために,4年生以降の算数で急に理解できなくなるというお子さんも多くいます。
本当に大切なのは、その時期の子どもに合った「学び方」で経験を積むこと。
それが後の学びを確かに支える土台になります。
たけちゃんにとっては「ブロックを使った操作」がその一つでした。
そんな教育で大切なことを,今回もたけちゃんの姿から教えられた気がしました。
次回は「数直線」をテーマに、たけちゃんの学びの様子をお伝えしますね。📘