小1算数の文章題のおそろしさ


15回目の教育相談でした

今回は、これまでの学習のまとめとして「夏休みまでのテスト」に取り組みました。
このテストは、その名の通り、夏休み前までに学習した内容を一通り確認できるものです。

この教育相談を始めたのは7月末。
つまり今回のテストは、教育相談を始める前に身につけていた力がどの程度だったのかを確かめる、貴重な機会でもありました。


表面のテストは、まさかの2分で終了

テストの表面は、30分設定の問題です。

ところが——

2分で終了。しかも全問正解。

あまりの速さに、思わずこちらが驚いてしまいました。
計算も判断も、とても安定しています。


裏面も余裕。でも…

裏面は、繰り上がり・繰り下がりのないたし算とひき算。

繰り上がり・繰り下がりを毎日コツコツ練習しているたけちゃんにとっては、ここも難なくクリア。
計算自体は、まったく問題なしでした。

ところが——


文章問題で、ひとつの「つまずき」

ひとつだけ、間違った問題がありました。それは文章問題です。

「あかいおりがみが8まいあります。
みどりのおりがみが6まいあります。
あかいおりがみは,みどりのおりがみよりなんまいおおいでしょうか」

たけちゃんの答えは、

8+6=14

でした。


ここからのやり取りが、とても大切

私は、たけちゃんにこう聞きました。

「どうしてたし算だとおもった?」

すると、返ってきた答えは——

「あかいおりがみが8まいあります。みどりのおりがみが6まいまででとぎれた」

なるほど、と深くうなずいてしまいました。


一年生に、とてもよくある解き方

一年生の算数の文章題には、

  • 数字は2つだけ
  • 演算は、たし算かひき算

という特徴があります。

そのため、

文章をよく読まずに、とりあえず2つの数字をたす
→ 間違っていたら、ひく

という「解いた気になる方法」で答えを出している子が、実はとても多いのです。

テストの点数だけを見ていると、これはなかなか気づけません

でも、このまま気づかれないまま進んでしまうと——

  • 文章を読み取る経験が積めない
  • 二年生の後半から、急に文章題が解けなくなる

という壁にぶつかります。


ブロックで「見える化」する

今回のたけちゃんには、ブロックを使って問題の状況を再現しました。

  • 赤い折り紙を8個
  • 緑の折り紙を6個

実際に並べて、比べて、減らしてみる。

そうすることで、

この問題が表しているのは「ひき算」

だということを、体で確かめてもらいました。

一見、遠回りに見える方法かもしれません。

でも——

文章を読み取り
状況をイメージし
数の意味を理解する

この経験を何度も重ねることが、算数の本当の力につながっていきます。


おわりに

計算が速く、正確でも、文章をどう読んでいるかは別問題です。

今回のテストは、たけちゃんの成長だけでなく、
「今、どこを丁寧に育てるべきか」を教えてくれる、とても良い機会になりました。

これからも、点数だけでは見えない部分を、じっくり一緒に見ていきたいと思います。


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