たけちゃんの算数成長日記 No.7

たけちゃんの算数成長日記

テーマは「ひき算の【求差】(きゅうさ)」です。

前回,「求差」の場面の理解に困り感があったたけちゃん。その理解を深める取組をしていきました。


問題

「あかい風船が5こあります。あおい風船が3こあります。あかい風船は、あおい風船より何個多いでしょう?」

イラストを見ながら、たけちゃんはちゃんとブロックを並べて数を再現できました。
ところが! 出てきた答えの式は…
「5-2=3」

「ちがいの数の2」が式の中に入り込んでしまったのです。


会話から見えてきたこと

そこで私は、こんな質問をしてみました。

「多いのは、ブロックの中でどこ?」

するとたけちゃん、すぐに余っている赤い風船の2つを指でさしました。
なるほど! 差の意味そのものはちゃんと理解できているんです。

つまり――
👉 場面の意味は理解できているけれど、それを 式に表す ことに困り感があるのです。


ブロックで“求差”を体感!

そこで、もう一度ブロックを使って説明しました。

まず,赤い風船を表すブロック5こ,青い風船を表すブロック3こを並べてもらいます。

このとき、2列で並べてもらいます。

つぎに,「多いのはいくつ?」ときくと「2こ」と答えます。

ここで,「その2つは,ブロックのどこ?」

とたずねます。たけちゃんは,正しく指でさしました。

「赤い風船と青い風船でセットになっているのはいくつ?」ときくと「3こ」と答えます。

「その3つは,ブロックのどこ?」

とたずねると,ここもたけちゃんは,正しくブロックを指さします。

その上で,「この場面を,式にすると、5-3=2になるんだよ」とブロックを動かしながら教えました。もともとの5こから,セットになった3こを取り除き,2こが見えるように動かしました。


これからのステップ

ただし、この1回で完璧に理解できるわけではありません。
でも大切なのは、まずはブロックの動きで“求差”を体験させること

その体験と「式」を何度も関連付けることで、
やがて,ひき算の【求残】と【求差】の2つの意味があることを理解できるようになります。


さて、次回はまた新しい挑戦。
たけちゃんの算数の冒険はまだまだ続きます!
お楽しみに😊

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