🎯今回の学習テーマ
8回目のたけちゃんの教育相談がありました。今回は,
① ○とびの数の復習
② 繰り上がりのあるたし算の復習
を主に行いました。
🧮 “とび”の数、ちょっと難しい?
以前、2とび・5とびを学習したたけちゃん。
でも、少し「とび」という概念が難しかったようです。
そこで今回は、3回目の“とびの復習タイム”。
「1から20までの数字カード」を渡し、まず並べてもらいました。
🎲 カードを並べてチャレンジ!
👩🏫先生:「0をスタートにして、2とびの数を教えて。」
すると、たけちゃんが指さしたのは……
👦たけちゃん:「5、10、15、20……25、30……!」
あれれ?😅
どうやら「2とび」を「5とび」と聞き間違えたようです。
でも、その様子を見ていて驚きました。
「5とび」の規則性はしっかり理解できていたのです。
💬気づきを促す“問いかけ”
👩🏫先生:「うん、いいね。これは何とび?」
すると,自分がゆびさしした「0」と「5」の間がいくつあるか確認していました。
👦たけちゃん:「5!」
👩🏫先生:「そうだね、これは5とびの数だね。」
といったので, 「そうだね,これは5とびの数だね」と確認できました。
子どもにとって“5とび”はキリがよく、イメージしやすいようですね。
🔢「2とび」に再チャレンジ!
続いてもう一度聞いてみました。
👩🏫先生:「じゃあ2とびは?」
👦たけちゃん:「0、2、4、6…」
ここまでは順調!
でもその先で少し迷い始めました。
様子を見ていると——
どうやら,どこから数え始めるのか混乱しているようでした。
2とびでは「“1、2”と2回ジャンプ!」という合言葉で学んでいますが、
“数え始め”をどこに置くかが難しいみたいです。
💡先生を見ずに、自分で考えた瞬間
「6の次は7?それとも8?」
たけちゃんが一瞬、私の顔を見ました。
でも次の瞬間——
彼の目線は「2」と「4」のカードへ。
じっと見つめて考えています。
やがて、「2」と「4」の間に1枚だけカードが挟まっていることに気づき……
👦たけちゃん:「あ、8だ!」
見事に「8」を選びました✨
その後も、20まで自力で正解!
安易に正解を求めるのではなく,“これまでの数のきまり”を使って考え抜いたのです。
🌱「考える力」はこうして育つ
この日のたけちゃんの姿は、とても印象的でした。
算数では、高学年以降になると
「これまでに学んだ規則を使って、未知の問題を解く力=推論」が求められます。
今回のように、自分で考えて規則を見いだす学び方は、
まさに“これからの学びの土台”です。
👩👦家庭でも芽生えた変化
お母さんがおっしゃるには、最近は,ご家庭でも答えに困っても
👩お母さん:「まだ言わないで、考えさせて。」
すばらしいですね。
家庭で見せる姿こそ,子供たちのニュートラルな姿だと思います。
そこで,考えることから逃げないたけちゃんは,素晴らしいと思います。
また,“考える時間”をご家庭でも大切にされ,ちゃんと待ってあげていることが素敵です。
🧭「思考力を育てる」とは
『思考力を育てる』——
これは、学習指導要領でも大切にされているテーマ。
でも実際には、どの学校でも一番苦労している部分です。
そもそも,大人でも難しい力ですよね。
社会に出ても「指示待ち」と言われることがあるように、
「自分で考える」ことは誰にとっても簡単ではありません。
受験時代に“正しい答えを早く出す”ことだけを求められてきた人ほど、
社会に出て“正解のない問題”に直面すると戸惑います。
🌸算数は「考える力」を育てる教科
算数の良さは、
ただ正解を出すことではなく、考え方を試行錯誤できること。
今回のたけちゃんのように、
「自分で考えて」「自分で発見して」「自分で納得する」——
そんな学びこそが、これからの社会を生きる力になります。
✨たけちゃんは、算数を通して“粘り強く考える力”が確かに育っています
これからの成長がますます楽しみです😊
🔔次回予告
次回は、たけちゃんの“考える力”に
私たち大人が思わず驚いたエピソードをお届けします!
どうぞお楽しみに✨

 
  
  
  
  